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そうめんカボチャ
金糸瓜(きんしうり)ともよばれ、ズッキーニと同じペポカボチャの一種。て
ペポカボチャってなんだか可愛い品種ですね!
ほぐれた糸状の果肉から、素麺南瓜や素麺瓜、糸瓜と呼ばれる。
英語では、スパゲティ・スカッシュ(スパゲティ瓜)と呼ばれてる。
産地
中部地方から東北まで幅広く栽培されているが、生産量自体はあまり多くない。
原産は
そうめん南瓜の原産は、西洋カボチャの一変種です。
中国経由で伝来されたといわれてます。
石川県の中能登地区を中心に栽培が行われ、能登伝統野菜のひとつに挙げられます。
石川県のそうめん南瓜は黄金色の金糸ように美しいのが特徴とされてます。
今回使用したのは、岡山県産でやや白っぽい色をしてます。
旬は
収穫時期は夏から晩秋までと期間が長い。
繊維質のしゃきしゃき感が特徴的な野菜なので、夏場に冷製仕立てが合うのでは!
例えるなら、千切りしたジャガイモをさっとボイルし冷水で〆た食感と味わいです。
ジャガイモほどでんぷん質は感じられず、つるんシャキ!という感じですね。
およそ1kちょっとの代物です。
早速ですが、ゆで方をご紹介します。
そうめん南瓜の茹で方
まずは3cm~5cmのスライスをして行きます。
スライスしたら、中の種の部分をスプーンなどでこそげとります。
その間に、そうめん南瓜が入る大きさの鍋に熱湯を沸かしておきます。
種を除いたら、沸いたお湯の中に15分から20分ほど茹でます。
私の場合、何かを茹でる際に気をつけている事があります。
それは茹でる対象物が、ある程度ゆとりを持ってゆでられる大きさの鍋と湯量にする
事です。
理由は
湯の中に入れた際に、必ず温度が下がるため青物等色よく茹で上げる必要がある場合
茹上がる時間がのびるのは「色落ち」や「食感」を損ねる可能性が高まるからです。
今回のそうめん南瓜の様に、色落ちの心配がない場合はそこまで神経質になる必要は
ありませんが、基本的にゆとりを持って取り組む方が良い出来に仕上がるようです。
そうめん南瓜の茹で上がりの目安
外側の皮と内側の身肉に箸を刺し、箸がすんなり入っていったら茹で上がりです。
茹で上がったら直ぐに氷水に落とし、余熱が入るのを防ぎます。
どうですか?
内側の身肉がほぐれているのが確認できます。
この1本1本の繊維質が、そうめんカボチャと言われる所以なのです。
あとは
外皮を残ししごきながらほぐしていき、みずでパッパと流水洗いをします。
(1本1本繊維質がほぐれる様にバラかしていきます)
すると、こんなに綺麗な金糸状の繊維が現れます。
後は綺麗に流水洗いをした後、ザルで水切りをしておきます。
金糸瓜の栄養価は
金糸瓜の栄養価は、きゅうり並み・・・
ほぼ栄養がないということですね。
夏野菜に多いのですが、水分が多く利尿作用がありあじわい的にさっぱりしている。
金糸瓜も例外ではありません。
その分、色々な調理に向くと思います。
料理
- 素麺仕立て(薄口醤油の麺つゆで) 出汁7 :薄口醤油1 :味醂0,5 追い鰹
- 中華風タレで和えた中華風サラダ仕立て
- 沖縄のチャンプル仕立て(油炒め)
- 油で揚げた後のあんかけ料理 *金糸瓜自体を餡かけの餡の具材にする。
- (ジャガイモで仕立てた場合、でんぷん質なのでカリッと香ばしいく揚がるが
- 瓜系の素材ですので、揚げた風味のある糸状の品となります)
- お吸い物の具材(入麺と同じ仕立てで)
- ナムル(金糸瓜の黄色・胡瓜の青・人参の赤 の3色で)
- 漬物 (王道ですね)塩漬け・糠漬け・塩麹漬け ・味噌漬け
- ツバメの巣もどき (色が違うけど・・・)杏仁スープに浸しておく
- 塩うにペースト和え(かなり贅沢ですが) 等の和え物に
アイデア次第で、和洋中と様々な用途で扱えそうな野菜ですね。
ただ上記にも書いてある様に、中華系の料理に相性が良いように思います。
瓜としての水分をどの様に扱うかが、この食材を使う上でのポイントになりそうです。
あまり見かけることが少ない「金糸瓜」のご紹介をさせて頂きました。
最後に
この記事が皆様の「金糸瓜料理」の一助になれれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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