トマトが旬を迎えています!
トマトが旬です!
いやいや、夏が旬でしょう! 夏の季語でもあるし~
と多くの方が夏が旬と思いがちなトマトですが
今が旬です! (ついでに晩秋も)
トマトのご紹介
暑すぎたり、多雨だったり乾燥しすぎている環境は苦手です。
好きなのは、湿度が70%位で20度位の昼夜寒くない場所。
結構デリケートな野菜ではあります。
私も家庭菜園程度ですが、トマトの栽培をした事があります。
当時は、アンデス地方の厳しい環境が原産地だから
甘やかして育てるのはやめようと! 思い、放作農していました。
某グルメ漫画にも、厳しい環境で育ったトマトは美味い!とあったので・・・
丁度その頃、妻は「自然農」に感銘!
たくさんの著書購入したり、図書館で借りたりを元に実践していました。
(畑から現代社会の問題を考えさせられる良い本です。汚れていてすいません)
しかし、自然農で作物を収穫するのには、自然農ができる土地を年月かけて
成熟させなければならず、にわかファーマーではどだい無理な話でした。
結果、近場で行う肥料栽培を行っている人と比べ収穫量質共に歴然たる差を生じ、
改めて野菜作りをされている方々に尊敬の念を持ちました。
もちろん私の放作農トマトも然り、
懐かしいトマトの味だね~と年配の方からのねぎらいの言葉を頂戴する事に!
皮も柔らかく、身もハリがあり甘いトマトを作るのは本当にすごい事だと思います。
現在トマトは多種多様で、日本ではおよそ120種あります。
世界では8000種を超え、いかに世界広しで使われている事が分かります。
トマトには多くの旨み成分があります。
代表的なものは、グルタミン酸。
このグルタミン酸は、魚介類のもつ旨み成分のイノシン酸と相性が良く
両者を合わせた料理は世界各地であります。
近年和食の世界でもトマトを使った「トマト出汁」で、和食を仕立て
提供している店も出てきております。
このことは特に斬新な! というよりはむしろ自然な流れではないかと思います。
日本での歴史
トマが日本に伝わったのは、今から360年ほど前。
当時のトマトは観賞用として「唐柿(とうし)」と呼ばれていました。
味わいは青臭く色が真っ赤な事からも敬遠され、食用にはならなかったのです。
それが明治以降から食用に利用され、その事に伴い品種改良が盛んになった。
別名) 唐柿 ・赤茄子(あかなす) ・蕃茄(ばんか)
同じく明治以降日本に持ち込まれ、栽培される様になった野菜には
結球はくさい ・オクラ ・食用ほうずき ・ピーマン ・レタス ・玉ねぎ 他
等があり、それらは約150年の歴史の末、今では珍しくも無い食材として
プロ・アマ問わず様々な調理法や料理で使用されています。
見た目トマトの赤からは想像できない、透明な旨みたっぷりのスープ
しかも和食との相性も良い(グルタミン酸 × イノシン酸 =もっと美味くなる)
の作り方のご紹介
トマトの透明スープのとり方
- トマトのヘタを取り除き、霜降りし氷水に落とし皮をむく
- 皮をむいたトマトをざく切りし、ミキサーにかける
- 二重にしたキッチンペパーをボウルにかぶせ、そっと水切りさせる。
- 冷蔵庫で一晩おけば、ボウルには透明なスープが出来ています。
ポイント
- 皮をむくことと
- キッチンペーパーを2重にする事(漉しが甘いと透明にはなりません)
- ペパーの上に残った物がもったいないから、と絞らないこと
以上で、簡単に旨み成分たっぷりのトマトのスープが取れますので
旬を迎えるこの時期に、一度作ってみてはいかがでしょうか!
蛇足 ~ トマトの面白エピソード
トマトは野菜?果物?
アメリカでは1893年には裁判までおこなわれた!
何が理由か?
それは、トマトの輸入業者が米国に輸入する際に掛かる税金に対しての裁判。
単純に
果物なら課税が無し、野菜なら課税!
なので課税を抑えたい輸入業者は
トマトは果実である!!と主張
一方
税務省は野菜である!!と主張
米国最高裁判所にまでもつれた「トマト」をめぐる論争
判決は
トマトは野菜である
判決理由は
最高のグレイ判事は、トマトは草本性植物の果実であることを判断したうえで
他の果実の様にデザートで出されるのではなく、
メインコースに出される事が多いから!
仮に判決が「果物」なら、トマトの料理における扱いは今とは違っていた可能性も?
現代ではメロンと同等の糖度があり、フルーツトマト種もあります。
当時、悩みに悩み抜いた末の判決を下したグレイ判事の苦悩はどこへやら・・・
最後に
ご家庭の食卓の一品への一助になれればうれしく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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