和食を簡単に!

ちょっとした「コツ」や「黄金比率」で簡単に作れる和食のご紹介

たまごの摂取量(コレステロールについて)考慮

1日に摂取する玉子の量を考慮していきたいと思います。

 

私は若い頃、都内の料理屋さんで働いていました。

料理屋さんは寮を完備しており、2回の乗り継ぎで1時間近くかけて通っていました。

通勤には電車を利用。

千代田線から山手線という非常に混雑する沿線。

築地に行く時間帯はそう混雑は無く快適でしたが、

8:30頃に職場に着こうものなら・・・・

それはもう~ 凄い大変でした!

 

半年間程、通勤ラッシュを体感。

毎日ラッシュ時に電車通勤されている方々には、本当に頭が下がります。

 

飲食業に勤める人間にとって、「乗り継ぎ」って部分が非常に厄介でした。

基本!終業時間はありますが、お客様の流れで流動的に変わってしまう。

そして、後片付けやら鍋磨き、加え自分の包丁研ぎなどがあります。

何度もこの時間に乗らなければ!を乗り過ごした事か・・・

 

そんなこんながあり、その後50ccの原付バイクを購入。

バイク通勤へ切り替え、電車時間へのストレスにさようなら!

 

雨風や駐輪スペースの確保等、大変な事はありましたが

通勤時のストレスに比べればたいした事はなかったです!

 

電車通勤時は、社内の広告へと目が向かう物でして

つるし広告というのですか? 

今は九州で、マイカー通勤なので分かりませんが、

当時は多くのつるし広告が車内にあったものです。

 

00現代  AがYに急接近! 真相は?

00000 アイドルKの恋人スクープ

00実話  政治家Yの極秘会談~ 00の料亭で!

なんたらかんたら

 

人目につく見出し!

を目にしては

 

おっ! なんだろう?

うそだ~

 

等と頭の中で1人会話をしていました。

そのなかで

 

たまごの食べ過ぎは体に悪い!

 

の見出しがあったのは強く印象に残っています。

 

見出しには

成人男性で、1日2個以上食べてはいけない!

コレステロールがオーバーする!

 

何故強く印象に残ったのかといえば

きっと

まかない作りをしていた事が要因です。

 

その広告を見てからは

「しってますか? 玉子の摂取は1日に2個までですよ」

と得意気に話していた時期もありました。

 

本当にそうなのでしょうか?

コレステロール摂取量

これまで

厚生労働省が定めていた摂取基準

 

男性 750mg

女性 600mg未満

 

ちなみに、50~60gの卵1個に含まれている

コレステロール値は200~240mgと言われていました。

ですので、

その他の食品からも摂取するであろうことを考慮した結果

 

卵の摂取は1日に2個

 

となったのです。

2015年に厚生労働省からの発表

要約すれば

卵を1日2個以上食べても、血管に溜まるコレステロールによっての

疾患を関連付けるだけの科学的根拠が見出せない!

 

体内での自助調整

体内ではコレステロール値を一定に保つ機能があります。

先日の水での記事でも書きましたが

 

コレステロールに関しても、同様に体内での自助機能が働くというわけです。

主な製造器官は

肝臓

大方のコレステロールは肝臓によって生成され、

食事等で取り込まれるコレステロールとの量的バランスを計ります。

食事から沢山取り込まれたら、体内生成を抑える。

取り込まれる量が少なければ、体内生成を増やす。

 

理由は

人が生きていくうえでコレステロール」は不可欠な栄養だから!

 

コレステロールが何故必要か?

高すぎるコレステロール摂取量が体に悪いのは道理です。

では、低すぎると?

  • 血管の細胞膜が弱くなる 
  • 体を守る防御機能が弱まり、結果免疫力も低下する
  • 脳の神経伝達の働きが悪くなる

このような研究結果も出ています。

  

 こだわりの平飼い有精卵

(たいようの幸せたまご)

10個 x3パック 1,719円

 

黄身と白身を比べて

Lサイズを60gとして(おおまかに)

    重さ   カロリー  脂質

黄身  17g  66kcal  5,7g

白身  38g  18kcal   0g

コレステロールは「黄身のみ」250mg

 

まとめ

25年前に見た「つるし広告」から年月が経ち

改めて考えてみました。

現段階で

1日に食べる卵の量は2個で良い!

「食べすぎ」を毎日続けなければ、それ以上でも問題なし!

また、食事はコレステロール値だけを考えても意味が無い。

コレステロール以外の栄養素も、総合的に考える事で意味がなす!

 

 

最後に

 この記事が皆様の「卵料理の登場機会」への一考察になれればうれしいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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