和食を簡単に!

ちょっとした「コツ」や「黄金比率」で簡単に作れる和食のご紹介

ベジブロスとはこれ如何に?

今回は、ベジブロスについて書いて行きたいと思います。

 

ベジブロスとは

vegetables(野菜)  broth(クリアーなスープ)

日本語で言うところの

野 菜 出 汁 といったところでしょうか。

今話題(?)のベジブロスです!

 

どうして話題になったのか?

キーワードを挙げてみます!

あたりでしょうか。

 

以前私がオリエンタル・ベジタリアンのお客様にご用意した下地浸け様の出汁

もそれに該当すると思います。

(もしよろしければお立ち寄りください ↓ )

最近、やたら横文字が何かのタイトルに多く感じるのは気のせいでしょうか?

歌の世界でも、横文字一杯の韻を踏んだ意味の分からない歌詞よりも

日本語をしっかりと歌い上げ”言葉を伝える”事ができる

歌手やグループが好きになったのは”歳のせい?”でしょうか?

 

要は、日本人に分かりやすい言葉で説明をして欲しい!と思うのですよ。

 

今回のベジブロスも同様ですね。

野菜出汁で良いじゃないのかな?

 ですが

そこは日本人の特性で、多文化に対する容認度が高い人種ですので

巧く取り入れて自分達流に改良していくでしょう。 

 

f:id:japanasechef:20180717210359j:plain

 

 なぜベジブロスが出てきたのか?

このことは、アンチエイジングから発している感も見受けられます。

 

キーワードは

 

抗酸化力です!

 

抗酸化力とは何か?

 

これは文字通り、酸化に対する抵抗力の話です。

私達の体も、一般的な物質も酸化をする事で組織は崩れて行きます。

このことは必然であり、防ぎようがない事柄です。

その防ぎ様のない事への対処の一つとして「ファイトケミカル」の摂取が

取り上げられている要因です。

 

そもそもファイトケミカルとは、植物由来の成分から発見された化学物質です。

 

 大抵の植物は、自らの意思での環境を代える事はできません。

その環境の中で、種子を残し種を存続させる為に必要であったものが

捕食されない為に必要であった、アクやら色合い、香り・辛味や苦味だったのです。

 

厳しい自然環境で、植物が生き残る為に持って生まれた知恵

 

だといえます。

そのファイトケミカルの種類はおよそ1500種とも言われており、

研究機関において熱い注目がされています。

(分子レベルでは1万種以上とも)

 

一見ベジブロスの摂取をする事により、抗酸化力のある「ファイトケミカル」を

体に取り入れることが出来る様に思われがちです。

 

ここからがポイントになります!

 

多くの方が、ベジブロスに使用するのは野菜の端材だと思います。

玉ねぎの皮・人参の葉の付け根や皮・アスパラの硬い下皮・ジャガイモの皮など

いわゆる料理に使う部分ではない所です。

 

料理には形のとれる良い部分を使いますよね!

 

ここでお考え頂きたいのは、

皮や端材にのこる残留農薬の件です!

 

私は全ての栽培物に関して

農薬が使用されることについては仕方がない事だと思っています。

 

理由

確実にあると思う方が無理な事であるにも拘らず、その意識がない現状!

特に日本人にその意識への認識が薄い事が心配でなりません。

 

これだけ食品が溢れているのに何言ってんだ?

 

と お叱りを受けるかもしれません。

でも、この数字をご覧ください。

 

日本の食品自給率(カロリーベース)

 

平成28年度で38%  (農林水産省 食糧自給表)

 

となっております。

 

この数字を他の先進国と比較してみます。

アメリカ130% フランス127% ドイツ95% イギリス63%

 

他国との人口比率の違いを考慮しても、どれだけ低い事がお分かり頂けると思います。

 

それでも巷には食品は溢れている???

 

理想論ばかりでは、農家の方も消費者である私達にとっても良い事にはなりません。

 

ですので、

 

完全無農薬栽培でなければいけない!

 

とは思えないのです。

 

完全無農薬の食べ物である事が望ましいのですが、現状なかなか全てにおいて

食材を切り替えることは難しいものです。

 

それでも農薬の摂取を少しでも減らしたいと思う。

 

それならば

  • 皮付きの野菜であれば良く洗う。
  • 葉物野菜は水に暫く浸けておき、3回ほど水をかえる。
  • 皮を使用しない
  • 湯でこぼしを行い水でさらす

 

 

このような商品もあります ↓

 

 

など、特別に難しい事はしなくても良いのです。

この作業を行うだけでも、違いは随分と出ると思います!

 

f:id:japanasechef:20180717231325p:plain

ベジブロスでの、ファイトケミカル摂取はとても有効的です。

加え

もしかしたら、野菜の端材として廃棄されていた食材達が健康の為に

再利用される意味合いも含めて導入をお勧めしたいです!

 

後は

表面的の効果ばかりに目を向けるのではなく、一つ一つの意味を掘り下げて

いければ良いのかな?と思っています。

 

もう一言

この事は、野菜や果物を丸ごとジュースにかける飲み物にも適用します。

 健康や美容の為にも、ちょっとの事を意識されるといいです。

 

ベジブロスを扱ったレシピは他のサイト等にございますので、私からは書きません。

 

 

最後に

この記事が皆様の「抗酸化力」と「健康」の一考察になれれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

f:id:japanasechef:20180703140508p:plain