和食を簡単に!

ちょっとした「コツ」や「黄金比率」で簡単に作れる和食のご紹介

水無月と夏越の払えについて

 腰やヒザの悩みにプロテオグリカン高配合の『潤腰』

 

6月の和菓子の一つ水無月について!

そこで今回は水無月について書きたいと思います。

 

水無月とは?

 昔は、氷は非常に貴重品で冬の期間に山中から切りだし氷室に保管していました。

 氷室に保管されていた氷は、室町時代宮中行事として旧暦水無月(現7月23日)

 に献上し、その年の豊凶の占いにも使われていました。

 

「夏場に氷を食せば夏痩せしない」

 

 とも云われており、臣下や高位な人たちには振舞われていました。

 室町時代の氷は非常に貴重なもので、庶民が口に出来るものではありません。

 そこで庶民は氷に似せたお菓子を作り、夏の暑さを乗り切ろうと工夫しました。

 

 それが水無月の起源です。

 

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氷室とは?

 冬に出来た氷を、夏まで保存する為に地下などの涼しい所に作られた

 保存庫のことです。 京都洛北には氷室の後があります。

 

 

どうして水無月は三角形なのか?

 

水無月が三角形なのは、宮中行事で供される氷を模している為です。

  

 氷の模した形状はご理解頂けたとおもいますので

 次の何故は

 

何故小豆がのってるの?

 

 小豆は邪気を払う物と珍重されていた為!

 

 小豆について

 小豆の原産地は昔はインドと思われていましたが、遺伝子的特徴の追求に

 より、東アジアと確定されました。

 日本では縄文遺跡からも発掘されており、古くから親しまれていた事が

 古事記にも記述されています。

 

腸から元気! 煮あずきパワー (TJMOOK)

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夏越の払えと水無月の関係

6月30日は一年の半分にあたり、その半年間の悪行や身の汚れを払い

残りの半分も無病息災の祈願をする風習が京都にはあります。

その風習行事が

 

夏 越 の 払 え   (なごしのはらえ)

 

その日に水無月を食す事で、一年の後半の無事を願掛けます。

 (氷で夏バテ対処 小豆で邪気を払う)

 

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では、簡単水無月!の作り方をご紹介します。

 水無月(みなづき)

    薄力粉 45g

    片栗粉 25g

    砂糖  90g

    水   190g~200g

    煮小豆 適量

  1. ふるいにかけた粉類に、砂糖と水を加えよく混ぜ合わせます。
  2. 電子レンジ対応容器に、①の70%の溶液を流しいれます
  3. 電子レンジ500W~650Wで、3分程加熱します。
  4. 表面がやや固まったら、水気を切った煮小豆をのせます。
  5. その上から残りの30%の溶液を流します。
  6. 電子レンジで3分加熱します

ここでポイント!

 耐熱容器の表面積と電子レンジでの火の入り方の2点です。

 まず耐熱容器ですが、表面積が広いとその分水無月の高さが低くなります。

 そうなると

 次に、電子レンジでの加熱時間も連動して変わります。(一回目は特に)

 なので、

 好みの高さと加熱時間を調節しながら作っていく必要があります。

 その2点が、自分と合った「レシピ」「機材」を揃えればもう大丈夫です!

 

最後に

日本には古来よりその地方の風習があります。

世界が近くなった現代では、日本全国お隣様みたいなものです。

良い風習は日本のどの地域で行っても良いのでは? と思います!

もちろん私も、お客様の無病息災を願い水無月をお出しします。

 

この記事が皆様の無病息災の一助になれればうれしく思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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