小豆を炊く
今回は、小豆を炊いていきます。
小豆は炊いておくと何かと便利です。
ある程度まとめて炊き、小分けで冷凍をかけて保存しています。
先ず小豆について簡単にまとめます。
全産地 東アジア原産
生産地 北海道がおよそ日本の生産量の75%を占める
名産地 北海道 丹波(京都) 備中(岡山)
種類 大納言(大粒種)・中納言(普通小豆)・白小豆 ・黒小豆
栄養素 高蛋白低脂質 ・無機質 ・ビタミン
効能 サポニン ⇒ 血糖値を抑制
抗酸化機能 ・肝臓の保護作用
等々あります。
日本では、縄文時代の遺跡から発掘されている。
古くから親しまれていた食材であり、万葉集にも記述されている。
現代でも、アイスクリームに使用されていたり(小豆バー)
ぜんざい・おしるこ・あんみつ・羊羹・たい焼き 等々
甘味系食材として多岐にわたり利用されています。
おかず系では、カボチャと一緒に煮た「いとこ煮」
タコと一緒に煮て色艶を出したりもします。
食材以外でも
お手玉 ・楽器の中身 ・枕の中身
占い? などにも利用されています。
物語では
あずき洗い!なる妖怪が民謡に登場しております。
もちろん「げげげの鬼太郎」でのお話もありますね!
日本人にとって「あずき」は、馴染みの深い素材である事が伺えます。
それでは本題
あずきを炊いていきましょう!
小豆の炊き方
材料
- あずき
- 砂糖 (小豆重量の9割)
- 塩 (砂糖重量の2~3%ほど)
1:先ずは、小豆を軽く水洗いしていきます。
(この時に、ぱっと見た目で悪い小豆は外しましょう)
2:洗った小豆をたっぷりの水で沸くまで火にかけます
3:沸いたら一度お湯を捨てます(渋きり)
4:直ぐになべに戻し、水から炊いていきます
5:炊いて行く内にどんどん豆が膨らんでくるので、水はやや多めで構いません
(アクもどんどん取り除いていきます)
6:大目の水が豆の吸水・アク取り作業でどんどん減っていきます。
水から豆が顔を出さないように、水を随時加えていきましょう!
7:およその目安で、1時間ちょっと。
指で軽く潰せるようになれば味付けの段階に進みます。
8:この時点で小豆が水分と同じくらいがベストです。
9:砂糖を一気に加えていきます。
10:グツグツと、美味しくなる様に!
念じながら木ベラを鍋底にあて炊き込んでいきます
11:およそ20分ほどで、小豆の水分と砂糖のバランスが合ってきます。
12:どの段階でまで水分を飛ばしていくかは、使用目的によって計っていきます
13:今回の用途では、木ベラを底にアテ向こう側に押しやったときに
「1本筋が残る」程度のまで水分量を減らしていきました。
14:最後の段階で、塩を投入して味を締めていきます。
塩の分量は「お好み」で良いと思います。有っても無くてもどちらでもOKです!
15:最後の1混ぜで味を確認します。
私の使用目的では
下記のような「半練り状態」です。
小豆の粒があり、つぶれて小豆にまとう餡もありです。
これは、デザートの添えにしています。
時には、ホイップクリームを合わせたり、抹茶と合わせたり。
1つの餡子から幾通りかのバリエーションで使用しています。
業務用の餡子も非常に出来が良いのですが
若干私には甘すぎるかな?と感じます。
今回は小豆を1k炊きました。
出来上がった餡はおよそ2,7k程です。
約、小豆の3倍の量が出来上がる計算になります。
作ったほうが安いか、購入した方が安いか?
悩むところですね~
作っても冷凍できますし、お時間に余裕がある時には
自家製あんこをお楽しみください!
きっと、自分好みで美味しくできますよ!
ここで少し、小豆炊く際によく耳にする幾つかを考慮してみます。
小豆を煮る際の考慮
小豆の量 = 砂糖の量
一般的なレシピとして記載されております。
そう思いますか?
小豆を煮る時は、前の日から水に浸けておく
⇒ 小豆は直ぐに炊き始めて良いです
渋きりは2~3回行なう
⇒ そこまでしなくても良い!
私は一回しかしません。
(工程⑤・⑥から)
柔らかくする時に大目の水から茹で、アクを丁寧にしつこいほど取り除きます。
渋きりに近い感覚になると同時に、豆の風味を残す為の大目の水です。
前職場の料理長の考え方では、渋きりは行なわない!でした。
その料理長が煮方当時、その親方はかなり高名は方だったそうです。
その方のやり方として教えて頂いた方法です。
なので、渋きりについての正解は無いのでは?と思えます。
重曹を入れたほうが短時間で柔らかくなる
⇒ 入れなくてもいいかも(調理場で入れてるのを見た事はありません)
仕上げに濃口醤油をいれる
⇒ お好みでどうぞ!
保存の仕方
基本的に冷凍保存は可能です!
私の場合
ビニール袋の小分けし、厚さ1cm程度のシート状にし冷凍します。
1cm程度ですと、解凍にも時間がかかりません。
厚手のビニール袋ですので、ボウルに水を張った流水解凍も可能となります。
冷凍は1cm
一度お試しください 本当に便利ですよ!
最後に
この記事が皆様の「小豆を炊く」への一考察になれれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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