和食を簡単に!

ちょっとした「コツ」や「黄金比率」で簡単に作れる和食のご紹介

敬意は自身に返る! ~雑多記事です

ふと目にとまった一つの記事

それは

「大衆和牛酒場 コンロ家」

が発するメッセージです。

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内容は

 

お客様は神様ではありません。また

当店スタッフはお客様の奴隷ではありません

当店にとっては一人一人が大切な奴隷宝物なのです。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 

コンロ家より愛をこめて

 

原文では「奴隷」の部分に二重取り消し線があります。

冒頭には

「おい、生ビール」・・・1000円(税別)

「生一つもってきて」・・・500円(税別)

「すいません。生一つください」・・・380円(定価)

 

*注文の言い方で販売価格が変動する。

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この張り紙は、店内に張られているそうです。

何故この様な張り紙を張ったのか?

 

副社長である蒲池氏自身が店頭に立たれた際に、お客様とのやりとりで感じた

事が理由と記載されておりました。

会社にとって、働いてくれるスタッフもお客様もどちらも大切な存在です。

そのなかで、17年飲食業に従事されていた蒲池氏が長年の疑問であった事。

それは

サービスの上での対等がずれている

本来あるべく「相手への敬意」が見えなくなり、社会的常識が行われていない

事へのメッセージ!

要約するとその様な事です。

蒲池氏は社会的常識の中で、初対面の取引先への商談の際に敬語は当然のように使われ

話が進んでいく。

飲食業も同じで、商品にサービスを載せてスタッフは販売をしている。

お客様はその対価としてお支払い頂いている。

スタッフもお客様も「相互敬意」を持つことで、お互いに居心地の良い店になる。

加え

飲食業で働くスタッフは、身を粉にし笑顔でサービスをしている。

お客様の言葉一つで、嫌な経験をする回数が一つでも減ってくれたら!

 

お客様は大事ですが、同様に働くスタッフを思う優しさ!

 

私は飲食業しか知りません。

ですが

多くの現場では未だに

「お客様は神様です」

論が蔓延っています。

特に多いのが

現場に出ない上級職の理想論者ですね。

 

現場を数字の判断でしか見ずに

「何故出来ない? 何故やらない?」

のオンパレードですよ・・・

経営者の判断は数字ですので

一人の人間がマニュアル通りに動けば!的な論点になります。

しかし、現場では

マニュアル以外の、ちょっとしたハプニングの連続が頻繁なのです!

例えば

お客様がビールをこぼした! お茶をこぼした!

子供がスプーンを落としたから取り替えて!

やっぱり取り皿をもってきて!

の受動的にも

この方がいいかも!

スタッフ自ら瞬時の判断でお客様に提案するサービス!

等も、マニュアル化出来ない部分です。

 

お客様自身も飲食店に来店する前には、何かしらのサービスで

相手先から仕事を頂き、給料へと変換されている訳です。

 

理屈は同じなのですが、どうしても

客上位 > サービス側下位

の構図に意識が変わってしまいがちです。

 

日本は特にその様な傾向が強い

 

本来は

「商品」と「接遇」は別の価値として対価が発生する。

 

例えば

「同じ豆腐」があります。

気持ちの良く買えるお店で 120円

買う度に気分を害すお店で 100円

 

どちらで買われますか?

私は2割高くても、気持ちよく買える店で買います。

特に、日常的な商品なら尚更です。

大きな買い物なら金輪際!と割り切るケースも有りますが

常日ごろであれば、

少しの安価の対価が、つまらないストレスを受ける

なんて、

時間も心も勿体無いと感じます。

 

少しの高値の対価で、気分良く買い物が出来れば

気分のよくなった時間と心でお釣りが出ます!

単純に損得の話ではなくて

 

「時間」と「心」は無限とは思っていないので

大切にしたい!

 

「コンロ家の張り紙の記事」

大きな決意ですが

お客様もスタッフも相互敬意がなされ

皆が気持ちいい「時間」と「心」になれば素敵な事だと思います。